■ INSTITUTE OF AMERICAN INDIAN ARTS MUSEUM
St.フランシス聖堂の向かいに位置にする、先住民アーティストによる専門の美術館。
今は亡き、彫刻界の巨匠アラン・ハウザー(1994年没)の作品を多数有する。
現代美術と先住民の伝統が交錯する作品に出会える美術館。
■ GEORGIA O'KEEFFE MUSEUM
荒野の女流画家 ジョージア・オキーフ(1986.3.6 サンタフェにて死去)の作品を集めた美術館。
彼女の死から11年後の、1997年に建てられた。
ニュー・メキシコの荒野を描いた風景画、斬新な視点で描かれた花など、彼女の作品が多数展示されている。
建物は、N.Y.のホイットニー美術館やピッツバーグのアンディ・ウォーホール美術館をデザインした リチャード・グラックマンによるもの。
中にはミュージアムショップがあり、ポスターやグリーティングカード、傘、スカーフなど・・・彼女の作品をあしらったアイテムを手に入れることができる。是非とも足を運んでほしい美術館。
■ MUSEUM OF FINE ARTS
1917年に創立された、ニュー・メキシコ州で最も古い美術館。
アメリカ南西部を拠点に活躍するアーティストの作品が展示されている。

この美術館の他、ジョージア・オキーフ美術館、旧総督邸、国際民族美術博物館、インディアン・アート&カルチャー博物館の合計5つの博物館は「ミュージアム・オブ・ニューメキシコ・システム」に属し、全館共通のチケットが発売されている。($10)
(購入は各ミュージアムで。)


   ←中庭の回廊→

この回廊をはじめ、建物全体に歴史が感じられる。
■ PALACE OF THE GOVERNORS 旧総督邸
スペイン政府によって1610年に建てられた、現存するアメリカ最古の公邸。(プラザの北側に位置する)
1907年までの約300年間、スペイン政府、プエブロ・インディアン政府、メキシコ政府、南軍連合国政府、アメリカ合衆国政府の
合計5つの政府の総督邸として使われた。
1909年に博物館となり、邸宅で使われた生活道具などが展示されている。
外側は長いポーチになっていて、その軒下にはインディアン・ジュエリーや手工芸品を売る露店が並ぶ。
暖かみのある、素朴な作品がたくさんあるので、お気に入りの一点を捜して、じっくり見て歩くと楽しい。
次の日に同じ露店が出るとは限らないので、気に入ったものに出会えたら、「即買い」をおすすめします。
値段はどれも手頃。
■ THE PLAZA
ダウンタウンの中心に位置する憩いの広場。
1846年、メキシコ軍を破ったカーニー将軍が、ニュー・メキシコがアメリカ領となったことを宣言した、歴史的な場所。
1962年には、「ナショナル・ヒストリック・ランドマーク」に指定されている。
■ LA FONDA
プラザの斜め向かい(南東)に位置する、ランドマーク的存在のホテル「ラ・フォンダ」。
中には、チマヨ織りのブランケットや、ジュエリーなどを扱ったインディアン・ショップもある。
ベル・タワーにあるバーは、美しい夕日が眺められるスポットとして評判。
■ CANYON ROAD
1920年代、5人の著名なアーティストが 創作活動の拠点をサンタフェに移したことが発端で、この街には多くの芸術家が移り住むようになった。

現在、長さ1.5kmのキャニオン・ロードに並ぶギャラリーの数は150軒程。街全体では、250軒以上にも及ぶ。
サンタフェでは、「サウスウエスタン・アート」と呼ばれる、他の都市とは異なる、個性的な作品と出会えることができる。


展示されている作品は、ギャラリーだけにとどまらない。
オープン・エアを使って、何気に置かれたオブジェや彫刻。
空間や光までが、ギャラリーの一部を成している。

これらのギャラリーの1軒1軒、作品の1点1点をじっくり観てまわるには、かなりの時間が必要となる。
ここでは、のんびりと 散歩気分で芸術鑑賞を楽しもう。

■ SANTA FE SOUTHERN RAIL
かつて、サンタフェに大量の植民者やアーティストを運び込んだサンタフェ南部鉄道。

現在は、観光用として同じルートを走っている。
昔ながらの列車の旅を楽しむことができる。

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←ダウンタウンの外れで見つけた ウォール・ペインティング。

サンタフェでは、ふと足を止めたくなる場所や、個性的なショップがとても多い。
まさに、街全体が「アート」と化している。

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